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OUR FEATURES

たんぽぽ牧場の特徴

別海町は日本有数の酪農地帯で、牛の数が人の数をはるかに上回る町です。

たんぽぽ牧場は完全放牧、交雑種の飼育、自家草地での栄養管理、一貫飼育体制。
これらは効率を求めると敬遠されがちな方法ですが、牛と真っすぐ向き合いたいという思いから、丁寧に、地道に積み重ねてきました。

「特別なことはしていない。ただ、牛にとって自然なことをしているだけ」
それがたんぽぽ牧場の原点であり、これからも大切にしたい姿勢です。

COMMIT TO GRAZING

放牧へのこだわり

たんぽぽ牧場は、北海道・別海町の広大な土地と涼しい気候を活かし、完全放牧や放牧主体の酪農にこだわっています。
酪農が年々集約化・効率化されていく中で、私たちは“牛が本来の姿でいられる環境”を追求しています。

第一牧場ではジャージー牛を完全放牧。この地域ではめずらしい取り組みで、実は別海町でジャージーを完全放牧しているのは、たんぽぽ牧場だけです。
第二牧場ではホルスタインを放牧し、第三牧場では黒毛和牛とジャージーの交雑種を飼育。交雑種は市場でもほとんど流通しておらず、日本国内でも数件しか見られない希少な試みです。

牛たちは自然の中でのびのびと過ごし、ストレスが少ないことで、健康面や乳質にも良い影響が現れています。

第1牧場

ジャージー牛を完全放牧しています。
└ 別海でジャージーを完全放牧で飼育しているのはたんぽぽ牧場のみ

第2牧場

ホルスタイン牛を放牧

第3牧場

肉牛(黒毛和牛×ジャージーの交雑種)を飼育
└ 交雑種の市場流通がほとんどなく、日本でも数件しか取り組んでいない

第4牧場

地域おこし協力隊員が居住し酪農を行っている

GRASSLAND MANAGEMENT

草地管理

たんぽぽ牧場のこだわりは、牛たちのエサである「草」にも現れています。
「草が変われば、牛が変わる。牛が変われば、乳や肉の質も変わる」
そう信じて、牧草はすべて自家生産。草地の更新や管理も自社で行っています。

草の栄養価を定期的に成分分析し、牛の健康と乳質の向上に活かしています。とうもろこしなどの穀物飼料を使えば乳脂肪分は上がりますが、私たちは草の力で“質”を高めることにこだわります。

今後はより良い草種を見極めながら、環境に優しい草地づくりにも力を入れていく予定です。

QUALITY CONTROL

牛の育成と品質管理

たんぽぽ牧場では、仔牛の段階から出荷まで、牛の一生を自社で責任を持って育てています。
人の都合に合わせて牛を回すのではなく、牛の成長に合わせて人が手をかけていく――そんな姿勢を大切にしています。

特に放牧は、牛にとっても人にとっても自然な営み。
草を食みながら空を見上げ、風に耳を澄ませる。そうした時間が、ストレスの少ない健康的な牛を育ててくれます。

たんぽぽ牧場の牛たちは、人懐っこく、のびのびとした性格が多いのも特徴です。

CARRING LIFE FORWORD

命を繋ぐ

私たちの牧場では、牛の誕生から旅立ちまで――
その命のすべてに責任をもって向き合っています。

どんなに効率を求められる時代でも、
草を育て、牛を育て、人が関わり続けることには意味があります。
それは、「命と命をつなぐ」営みだからです。

牛の健康は、土や草、そして人の手に支えられています。
そしてその牛の命が、今度は人の暮らしを支えていく。
そんな循環のなかに、酪農の本質があると私たちは考えています。